Cucina Masanoli

5月は手打ちパスタのご用意です。

美味しく、ソースによく絡むように考えだされたいろいろな形。

その一つ一つに食べる相手を思う愛情が感じられます。

「Casarecce con pesto alla Siciliana」　

　　　　　　　　　　　　　　　　　シチリア風ペーストのカザレッチェ　￥1,500

＊カザレッチェ・・・断面が「S」字型になった４cm程のショートパスタ

アーモンド、バジル、トマト、にんにくをペーストにし、2種類のチーズ（牛乳のリコッタチーズと

羊乳のペコリーノチーズ）を合わせてソースにします。

「Cassatelle di ricotta in brodo」

　　　　　　リコッタチーズのカッサテッレ　ブロード煮　　トラパニ風　￥1,600

 ＊カッサテッレ・・・半月型をした詰め物パスタ

カッサテッレの中身は、牛乳のリコッタチーズ、パルミジャーノチーズ、ナツメグ、赤玉葱、卵が

定番で、揚げてデザートにする方が馴染みのある食べ方です。

トラパニではプリモピアットにします。牛肉と香味野菜とトマトでとったブイヨンで煮て、

そのままスープ仕立てにします。よく似たものがサルディーニャでは「クルルジュネス」と呼ばれ、

プリモピアットにします。

「Cicatelli alla Sorrentina」　　　　ソレント風チカテッリ　　　　　￥1,500

＊チカテッリ・・・人差し指くらいの塊の生地を指3本分で押し出して成形したパスタ

これもまた地域により呼び名が変わる、よく似た見た目のイタリアらしい手打ちパスタです。

シチリアでは「カヴァテッディ」、指1本分で押し出して作ります。

カンパーニャ州ソレントで親しまれているソースを合わせます。ラグーナポレターナ（牛肉の旨みを

抽出して作るトマトソース）、モッツァレラチーズ、パルミジャーノチーズ、バジルで作ります。

「Orecchiette alla Pugliese」　　　オレキエッテ　プーリア風　　　　￥1,400

＊オレキエッテ・・・1円玉サイズの平たいドーム型のパスタ（又は小さな耳「orecchio」の形）

くたくたに煮くずしたブロッコリー、にんにく、アンチョヴィのソースと絡めます。

＊5/1（火）よりご用意します

今年のゴールデンウィークのランチは、

5/3（木曜日）～5/6（日曜日）の期間、ホリデーランチのご用意となります。

・パスタランチ　　　￥1,500（税別）

　　　前菜の盛合わせ　+　パスタ　

・フルコースランチ　￥2,500（税別）

　　　前菜盛り合わせ　+　パスタ　+　メインディッシュ

＊いずれも自家製パンとコーヒーが付きます

4月は、2日・9日・16日・23日の月曜日（定休日）と29日・30日（日＆月連休）をお休みします。

4月のおすすめは「パスクア＝イースター」の時期のお料理です。

キリスト教での最も大切な日のひとつとして知られていますね。

イエス・キリストの復活を祝う日、古代ゲルマン民族の春と豊穣の女神の名前、ユダヤ教の過ぎ越しの祭り等々色々な謂れのある春の祝日です。

松本でしたら春分のこの時期は「山笑う」のを間近に感じられ、御先祖様に感謝する時期ですね。

また新しい季節が巡ってきたことを楽しみたいものです。

「Casatiello」　　　　　　カザティエッロ　　　　　　 （1切れ）￥800　

ナポリで食べられる具沢山のパンです。

春の新しい生命の誕生を表すとされている卵と、サラミ、チーズ、ラードを混ぜ込んで

焼き上げます。黒コショウの風味が効いている味わいです。

「Turciniuna Ragusani」　　　　トゥルチニウーナ　　　　　   ￥1,800

パスクアの週の金曜日に仔羊を屠殺し、土曜日に仕込み、夜に食べるラグーサ地方の料理で、

仔羊の内臓を網脂で包んでローストします。

今回は北海道産仔羊の新鮮な内臓を使います。レバー、ハツ、フワ（肺）とラグザーノチーズ、

パセリ、葉玉葱をカットして、ハチノスで包んでからさらに網脂で巻き、オーブン焼きにします。

「Mpanata di Agneddu」　仔羊とリコッタチーズとそら豆のパイ　￥2,000

昨年も好評でしたラグーサの郷土料理です。

仔羊のもも肉、リコッタチーズとペコリーノチーズ、空豆と玉葱。それぞれをサイコロ状にカットし

フォカッチャ生地で包みオーブン焼きにします。

＊4/3（火）よりご用意します

3月は、5日、12日、19日、26日の月曜日（定休日）をお休みとさせて頂きます。