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2022/02/10

3月のおすすめ「Ragusa」

3月は、シチリア修業時代への原点回帰の想いを込めてRagusaの郷土料理をご用意します。

縁あって、世界遺産にも登録されているシチリア南東部にあたる「Ragusa Ibla」の

Ristorante Duomo(ミシュラン2つ星)で働く機会がありました。

Chef Ciccio Sultanoの温かい人柄と郷土料理に対する熱い思いに心を動かされました。

2019年に久しぶりに彼の地を訪ねた時、チッチョに偶然出くわし再会を喜こんで

硬く握手を交わしたもとも、今ではすでに懐かしい思い出です。

 

「U iadu co cini (il gallo ripieno)」 鶏の詰め物のロースト 真田丸で 

                               ¥2,000(¥2,200)

Ciccioと当時のレストランのマネージャーだったAngeloがおもむろに作り始めた料理。

本来は丸鶏に、鶏モツ・お米・スパイス・ラグザーノチーズ・パン粉を合わせたものを詰めて

ローストします。今回は前菜として食べやすく召し上がっていただけるよう、鶏肉をおろして

ロール状に丸めてローストします。

 

「Trippa a Ragusana(Trippa alla Ragusana)」 トリッパのラグーザ風 

                                ¥1,600(¥1,760)

調理場が片付いて皆が休憩に入ったので自分も、と思っていた時に、Ciccioがやってきて

試作し始めた料理。面白そうなので休憩を止めて手伝った懐かしい一皿です。

トリッパは牛の胃袋の一つ。香味野菜やトマトホールを使うのは一般的にありますが、

これはシナモン・シチリアの塩漬けケッパー・アーモンド・くるみ・ブイヨンを加えて煮て、

仕上げにレモンの皮のすりおろしと特産のラグザーノチーズをふりかけて仕上げます。

カステルヴェトラーノの黒パン添えです。

 

3/1(火)よりご用意します

*( )は消費税10%を含む価格表示です